農園から戻った私達を待っていたフィリッポさんは、貴重な資料を私達に見せてくれました。それは、このフラントイオ・ビアンコ社が創業して間もない頃、インペーロ川と、水車の使用権を定めた契約書の束で、手書きで記された、歴史的な資料です。私達が手を触れてはいけないような、大切な家族の歴史です。
そこには、川の図面と共に、「フィリッポ・ブルーナの子である、ヴィンセンツォとブリジーダ兄妹に、水車を継がせる」という内容が記されており、以来ブルーナ家では、家と水車を継ぐ長男の名前を、代々ヴィンセンツォとフィリッポだけに限っています。もうすぐ子供が生まれるのだという、現社長の5代目フィリッポさんも、「僕にもし息子が生まれたら、ヴィンセンツォと名付けるんだ」と、誇らしげに話してくれ、なんだか懐かしいような、暖かい気持ちにさせられます。
ブルーナ家ではこの水車小屋を事業の原点とし、「カーザ・ブルーナ」というシリーズのラベルに、この写真を写しとって大切に使っています。私達が今回紹介させていただいているのは、すべてこの「カーザ・ブルーナ」シリーズのオイルと食品です。
1892年(明治25年)に撮影されたという、ブルーナ家の水車小屋

国王宛に提出した搾油所と水車の事業計画書と許可証
いのちあふれる素晴らしいビアンコ社のオーガニック農園。静かな山の中腹で大切に育てられるオリーブをご覧ください。冬と夏、それぞれに異なる表情と、ブルーナ家の工房をご紹介します。

| 社名 | フラントイオ・ビアンコ |
| 所在地 | リグーリア州 インペリア県 |
| 従業員数 | 9人 |
| 創業年 | 1800年代 |
| 主な生産物 | オリーブオイル、びん詰め食品 |